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イスラム国(IS)・イラク・シリア・クルド情勢

イスラム国(IS)・イラク・シリア・クルド情勢

【動画・日本語訳】シリア政府軍 参謀司令部「アメリカによるミサイル攻撃について」声明(全文)

◆シリア政府軍~アメリカのミサイル攻撃非難
4月7日、シリア政府軍参謀司令部は、アメリカによるシリアへのミサイル攻撃についての声明を発表、「アメリカの誤った戦略」として6日の武力攻撃を非難した。また「シリア軍が化学兵器を使用したとする名目のもとにアメリカがこの武力攻撃を正当化しようとしていることは、テロ集団に誤ったメッセージを送る」と述べた。以下は声明全文。(動画+テキスト) 一部意訳

【動画】シリア政府軍参謀司令部「アメリカによるミサイル攻撃について」(2017/04/07)一部意訳

4月7日、シリア政府軍参謀司令部は6日のアメリカによるミサイル攻撃に関して声明を発表。(シリア国防省公表映像)

シリア政府軍 参謀司令部
「シリアへのミサイル攻撃に関して」

本日、午前3時42分、アメリカは、中央地域のわが航空基地のひとつに対し、複数のミサイルによる計画的な攻撃を遂行した。この攻撃で6名が死亡し、負傷者を出し、また多大な物質的損害がもたらされた。

この非難されるべき武力攻撃は、アメリカの誤った戦略を明らかにするものである。またこれはシリア・アラブ軍が遂行している対テロ作戦を阻むものであり、アメリカをダアシュ(イスラム国)とヌスラならびに他のテロ組織のパートナーとするものである。これらテロ組織はシリアに対する不正な戦争が始まって以来、シリア軍軍事拠点や軍事基地を攻撃し続けている存在である。

真実を知らぬままに、またその実行者が不明ななかで、ハーンシェイフンでシリア・アラブ軍が化学兵器を使用したなどとする名目のもとにアメリカがこの武力攻撃を正当化しようとしていることは、テロ集団に誤ったメッセージを送るものとなる。これらテロ集団は、戦闘現場で困難な局面に陥った時、将来においてもまた化学兵器を使用するだろう。

軍・武装部隊 参謀司令部は、今回の武力攻撃は、あらゆる国際法と規範に違反したものであり、またテロに対する戦いにおけるシリア・アラブ軍への影響力を行使せんとするものであるととらえ、シリア国民を防衛し、テロを壊滅し、シリア・アラブ共和国のすべての領土の治安と安全を回復するための国家義務を継続するさらなる決意をもって応じるものである。

ダマスカス 2017年4月7日
シリア・アラブ軍・武装部隊 参謀司令部

【動画】米駆逐艦ポーター・シリアへのミサイル発射(2017/04/06)

4月6日、地中海洋上からシリアへ向けて巡航ミサイルを発射する米駆逐艦ポーター(USS Porter)。駆逐艦ロスとあわせて59発のトマホーク・ミサイルがシリア軍シャイラート飛行基地に向けて発射された。(米海軍公表映像)

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国防総省は、シリア・ホムス県のシリア軍シャイラート飛行基地から4月4日にハーンシェイフンに向けて飛び立ったシリア軍戦闘機が化学兵器攻撃を行なったとする飛行航跡図を公表。ただしアメリカはイラク大量破壊兵器があるとして、イラク軍の通話傍受音声を公表して、イラク攻撃をし、結果的に大量破壊兵器が発見されなかったなどの過去がある。シリア政府軍は化学兵器使用を否定する一方、ハーンシェイフンではスホーイ22(Su-22)戦闘機が飛来し、化学爆弾を投下したとする地元住民の証言がある。真相はいまもって不明なままだが、どの勢力化学兵器を使用したにせよ、子どもを含む多数が死亡したのは事実であり、地元住民が再び化学兵器の犠牲となっている。

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アメリカによるシリア軍シャイラート飛行基地への攻撃の翌日、現場に入り、被害状況を視察するアリ・アブドラ・アユーブ参謀本部司令官。背後の戦闘機格納壕(シェルター)が黒く焼け焦げている。(シリア国防省公表映像)

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米艦船から発射されたトマホーク巡航ミサイルが着弾した現場。アメリカは59発中57発が着弾としているが、ロシア側はシャイラート基地に着弾したのは23発のみとしている。(シリア国防省公表映像)

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アメリカのミサイル攻撃による負傷者を見舞うため病院を訪れたアユーブ司令官。(シリア国防省公表映像)

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