イスラム国(IS)・イラク・シリア・クルド情勢

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〔トルコ〕エルドアン大統領・アンカラでの爆弾事件を非難する声明(2016/02/17)

2月17日、アンカラ中心部でトルコ軍兵士らを乗せたバス車列を狙った爆弾事件が起きた。兵士ら28人が死亡、200人に及ぶ負傷者が出た。エルドアン大統領は犠牲者を追悼するとともに、事件を強く非難する声明を発表した。以下はその日本語訳。(一部意訳しています)

2016年2月17日、午後6時31分、アンカラのイノニュ大通りにおいて、トルコ軍兵員が乗る車両を狙った爆弾攻撃が発生しました。この攻撃で命を落とした市民とトルコ軍兵員にアッラーのご加護が与えられんことを願います。またご親族とわが国民に対し、お悔やみを申し上げます。攻撃で負傷したトルコ軍兵員と市民が一日も早く回復することを願っております。

私たちがテロに対する戦いを続けるなか、さらなる犠牲が出たことは、わが国民の痛苦であり、耐えがたきことであります。これらのおよそ人間にあらざる攻撃を行なった手先集団、そしてその背後の勢力に対し、我々はいっそう毅然たる覚悟をもって立ち向かうものであります。

トルコ国内、そして国外において、私たちの団結、連帯、未来を狙った一連の攻撃に対し、私たちの決然たる態度はより強固になりつつあります。トルコはいかなる場、いかなる状況においても、つねに自衛のための正当なる権利を行使することを厭わないということを知らしめなければなりません。

わが国を混乱に陥れんとし、テロ組織を通じてわが国民の未来を奪おうとする者たちは、それが誤りに満ちたものだということを思い知るでしょう。

殉職者と退役軍人の一人ひとりが示してきたこととは、この国が私たちの永遠の祖国であり、わが国旗は永劫、大空に翻り、私たちの礼拝は絶ゆることなく、国土は決して分断されず、わが国の厳然たる統治が続くのだということであります。

テロとの対決という幾多の過酷な経験を経てきた長き歴史を持つトルコは、こうした一連の攻撃に必ず打ち勝つことでしょう。

このたびの攻撃での犠牲、そしてそれに先立つ攻撃と戦闘での犠牲は、私たちの心を引き裂きました。しかしながら、これらは私たちの決意をより確固たるものとし、さらなる奮起を呼び起こすものであります。

あらためてアンカラでの爆弾攻撃の犠牲となった市民とトルコ軍兵員たちにアッラーのご加護があらんことを願うものであります。また、負傷された方々の一日も早い回復を願っております。

トルコは一致団結した国民の一体共有性のもと、こうした困難な日々を必ずや乗り切ることでしょう。わが国は、いかなるテロの脅威に対しても自己防衛の権利を決して棄てることはありません。わが国の兵士、警察官、村落警備隊、すべての治安部隊は危険を顧みず、固い決意をもってテロ組織と戦っています。

国民とともに進めているわが国のテロに対する戦いは、最終的には成功裏に成し遂げられ、テロリズムを打ち砕くことになるということを、国民の皆さんに明確にしたいと思います。

あらためて、アンカラ・クズライでのテロ攻撃で犠牲となった方々のご遺族の方々にアッラーのご加護がもたらされるよう願うものであります。ご遺族の方々と国民にお悔やみを申し上げ、痛みを分かちあいたく思います。そして負傷された方々が一日も早く回復されることを願っております。

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2月17日、トルコの首都アンカラの中心部で発生した爆弾事件では、トルコ軍兵士28人らが死亡、多数の負傷者を出した。トルコ当局はクルド組織の関与を示唆。エルドアン大統領は犠牲者を追悼するとともに爆弾高攻撃を非難する声明を出した。(大統領府公表写真)

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