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イスラム国(IS)・イラク・シリア・クルド情勢

イスラム国(IS)・イラク・シリア・クルド情勢

アルカイダ聖戦機構「オサマ・ビンラディン師の殉教について」声明 全文

◆IS関連 ◆各国・各組織声明文

オサマ・ビンラディン師の殉教についての声明
アル・カーイダ聖戦機構・総司令部
ヒジュラ暦1432年ジュマダー・アルウラー月29日
2011年5月3日

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慈悲あまねく 慈愛深きアッラーの御名において

こう仰せになったアッラーを称えよ。
【もし汝らがアッラーの大道で殺されたり死んだりした場合、アッラーのお赦しと慈悲は、人びとが蓄えしものよりもはるかにまさる】 (イムラーン家章:157節)
そして、こう仰せになった預言者ムハンマドに平和あれ。
アッラーの大道で殺され、再び生命を授かり、再び殺され、よみがえり、殺されることを願った】
彼らの正義で真理を知らしめ、自らの命をかけて宗教を護り、自らの血をもって高潔至極の高みへと引き上げんとした彼のご家族やご教友たちに平和あれ。
【なおも彼らはアッラーの大道での戦いのためならばどのような目に遭っても意気沮喪せず、弱気にならず、決して志を屈しなかった。アッラーは忍耐強い人びとを好み給う】 (イムラーン家章:146)

彼らの道に従いし者、聖戦を戦いし者、償いの日までその忍耐を見せた者に平和あれ。

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偉大なるイスラムウンマ(共同体)がおりなす日々のひとつたるこの歴史的な日。称えられたるかつての時代に現れ出でた偉大な人士達、そして英雄たちのなかの勇壮なる一人、すべての全能の先達たちの意志に導かれた道を歩み従いし者、その長(シェイク)、聖戦士、そして司令官、地を駆けた敬虔なる戦闘者、アブ・アブドラ・オサマ・ビン・ムハンマドビンラディン(彼に神の慈悲が与えられんことを)は、この日、真理が輝き、善行への誠実が全き真理への招請のある場所に死した。

ビンラディンは殺害された。彼はこれをもって、自身の信仰を軽んじることを拒み、自らを引き渡すことを拒み、自ら侮辱されることを拒んだ偉大な導者たち、忠実なる兵士達、忠実なる騎士たちが率いたウンマの強大な隊列に続くことになった。 彼は、武器をもって武器に、力をもって力に立ち向かった。

あの者ども、すなわち得意げになって男として見られようとする者たちが持つ殺戮の機械、装備、航空機、軍勢と戦うために立ち出でた傲慢なる輩どもに挑むことを承諾した。 果たしてこれらを前に、彼の固い決意は甚だ弱まることはなく、また力を失うこともなかった。むしろ、彼が常にそうであったように、強大な山のごとく彼らに面と向かって立ちはだかったのだ。

彼は、慣れ親しんだ激しい戦闘の全き只中にいた。ほかの数千の者たちと同様に、彼の目にとってその光景は見慣れたものとなった。裏切りと冒涜の銃弾を撃ち込まれ、創造主の御元に自身の魂を送り届けたその最後の瞬間まで彼はメッセージを伝えた。 「主に高貴な魂を捧げる者は誰であれ非難することなどできぬ」 彼は名誉とともにその輝ける人生を終えた。名誉とは、幾年にもわたり常に彼が追い求めたものであり、彼が地球を駆け巡り希求したものであり、熱望したものである。ゆえに、彼はそこに到達したときこれを歓迎し言った。

【しかしながら、このような性質を戴けるのは、よほど辛抱づよい人に限る。よほど立派な素質をもって生まれた人に限る】(解明章:35節)

彼の言葉はなおも地平を駆け、響きわたる。 「アッラーが殉教者として選んだ者こそ功なす者」 そして、彼の考えは不可能なものではなかった。 戦いに出でたる者、考える者は誰あろうと、自身を能なき者として蔑まれることはないだろう。

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アル・カーイダ聖戦機構が総司令部名でサイト上に公表したビンラディン殺害に関する声明文書。声明は4ページにおよぶ。(5月3日付)

イスラムウンマの民を祝福しよう。尊き息子オサマは殉教を成した。尽力、意志、忍耐、神に与えられし使命、高潔、聖戦、転戦、忠告、領導、計画、知恵にその人生が満たされたのち、今代の聖戦士、シェイクはその生涯を閉じた。そして、彼の血、彼の言葉、彼の姿勢、彼の終幕は、幾世代にもわたってイスラムウンマの民の肉体のなかの魂の息吹として残り継がれる。 人びとは彼から学んだ。

願いだけでは栄誉は築かれず、指導力は地位や勲章ではなく、信念と振る舞いは口まかせの言葉から生まれるものではなく、信仰は善行と言葉だけで勝利するものではなく、その対価を払い、またその結果を受け入れることを望む者には現世と来世の栄誉への道は誰にも開かれ、信仰の指導性は忍耐と信念なしには到達しえぬものであり、人間の枢要は真理と忠誠であるということを学んだのだ。 アメリカ人はオサマを殺すに至ったかもしれないが、これは不名誉でも恥辱でもない。

勇者や英雄は戦場でのみ殺されるのか?誰もが自身の運命を授けられている。だが、アメリカ人は、メディア、工作員、機械、兵力、諜報活動、機関をもってして、シェイク・オサマが生きたという事実、そして殺されたる所以の、それらを抹殺できただろうか。ほど遠きこと!不可能なこと!シェイク・オサマは自身の死や自身の消滅をもって死に絶えてしまうような組織を造りはしなかった。

【彼らはアッラーの光をその舌先で消し去ろうとしている。だが、アッラーは御自分の光りをいよいよまっとうし給う。不信心者らが忌み嫌おうとも。 ――アッラーこそは、預言者に導きと真理の宗教とをもたせて世に送り、これをありとあらゆる宗教の上に高々と掲げさせ給うたお方。たとえ多神教徒らが忌み嫌おうとも】(戦列章:8-9節)

これらの言葉は矢である。その矢は、耳の聞こえぬ、愚かで無知なる者どもの身体につねに向けられている。アッラーの宗教は、それを保たんとする純真なる心、清き手によってなされる聖戦とともに残り続けるであろう。誠実なる民はその成功へ向け、反抗者を気にかけることなく、アッラーの約束にかなうべく、惜しみなく働き続けるだろう。

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シェイク、オサマ・ビン・ラディン(彼にアッラーの祝福あれ)は20世紀に遣わされた預言者なのではない。彼は誇りあるこのイスラムウンマから立ち現れ、力強く啓典を携え、自身の人生を来世にゆだね、それを希求し続けたイスラム教徒であった。ゆえにアッラーは、彼を彼の信仰と同じ高みへと引き上げになられたのだ。

アッラーは彼に栄誉を与えた。アッラーの言葉を称え、背徳の民を畏怖し、神以外の何者にもをも怖れなかったゆえである。 じつにオサマを生み出したるウンマは、今もって豊穣である。そこからまた、彼のような人物、英雄が生まれるのだ。自己犠牲と忍耐を謳歌しうる人物、敵の生存を足元から揺るがし、この者どもに地獄の業火への扉を開き、あるいは次々とあの世送りにする人物である。オサマが修めたコーランと聖戦の大学は、その門を決して閉ざすことはない。 アッラーの啓典は護られ、心に刻まれ、その聖句は夜に昼に読誦され、唱和される。地球の四方からどう集められようとも、決して消え去ることはない。

今日、わがウンマの民が信仰に犠牲をいとわず、その眼前の敵により強力に立ち向かわんとし、万難を排した準備を整えようとしているなかにあって、どうして消え去ることなどありえようか。

兄弟同胞と正しき導師たち、正しき説教者たちの道に加わったシェイク・オサマ(彼にアッラーの祝福あれ)の教えを信じる純真なる世代が立ち出でるるのは全く今この時ときなのだ。 その宗教に誇りを持ち、自身のイスラムの信仰に名誉を感ずる世代、そして異教徒たる西洋と、その偽文明、すなわち堕落し、嘘に満ち溢れる文明を侮蔑する世代。アッラーの言葉を信心と確信をもって繰り返し、裏切ることなく、その導者の死を、信仰へのさらなる忠誠のための発意として包含することのできる世代。

【同志としてともに戦う人びとを有った預言者がそも幾人あったことか。なおも、彼らはアッラーの大道での戦いのためならばどのような目に遭っても意気沮喪せず、弱気にならず、決して志を屈しなかった。アッラーは忍耐強い人びとを好み給う】【『主よ、数々のわれらの罪を赦し給え。われらの行き過ぎた行いを赦し給え。願わくばわれわれの脚をしっかと立たせ、信なき者どもに対してわれらを助け、勝利に導き給え』と言うだけであった。】【さればこそアッラーは彼らに現世での報酬も、来世のすばらしい報酬をも与え給うた。アッラーは善なす人びとを好み給う】 (イムラーン家章:146-148節)

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もしイスラムの光が誰かの死によって消されるようなことがあったなら、生きとし生けるものの宗主、預言者ムハンマドの死とともに起きていたことだろう。そして、アラブ人は悔いていたことだろう。あるいはそのページは、オマル、オスマン、アリの死によって紐解かれていたかもしれぬ。彼らの正義の道をどれほどの導者が歩き、彼らにの言葉と聖戦で地球を満たしてきたことか。 彼らの死によって真理の光が消えることはなかった。そして、彼らの従者は、導者亡きあとも退きはしなかった。

彼らの死は、従者らの敵への怒りを沸き立たせ、報復の意志を強大なものとしただけである。そして真理の旗を掲げ、アッラーの御言葉を唱えた。 【信徒の中には、アッラーと取りかわした契約にあくまでも忠実だったものも多かった。つまり、ある者はすでにその誓いを果たし、またある者は待機している。が、いずれにしてもいささかも変節を変えることはない】 (部族同盟章:23節)


ゆえに、我々、アル・カーイダは、アッラーに誓う。そしてその御助を請う。われらの導師たちが歩き、シェイク・オサマによって導かれ、我々と我らの敵とのあいだでアッラーが決断するまで怖れやためらいなく聖戦の道に続くために。 アッラーこそ最善なる審判官である。 我々は、それを求めて、勝利や偉業、あるいは死に至ったとしても、なんらの戸惑いもない。

【とにかく、現世を棄ててその代わりに来世を獲ようと志す者は、大いにアッラーの大道に戦うがよい。アッラーの大道に戦う者は、戦死してもまた凱旋しても、我らがきっと大きな褒美を授けてやろうぞ】 (婦人章:74節)

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ビンラディンの血が無駄になることはないと我らは確信する。それは我々には貴きものであり、アメリカ人とその従者を、そして彼らの国の内と外にいる彼らの手の者たちを、追撃しながら呪詛のうちにととどまり続けるであろう。 そして、我々は、神の意志をもって、まもなくのうちに彼らの幸福を悲しみに変え、彼らの血と涙を混ぜ合わせ、ビンラディンの誓いを我々は守り続けるであろう。

パレスチナの我らの家族たちが平和を享受できるようになるまで、アメリカとそれにすがって生きる者は誰あろうと平和を享受することは決してない。イスラムの兵士は兵団であれ一人であれ、子供が老人と変わり果つるほどの力をもって、いかなる怖れやためらいもなく、常にたゆまず思考し、計画を続けるだろう。

我々はまた、パキスタンイスラム同胞に呼びかける。シェイク・オサマが殺された地で立ち上がり、抵抗せよ、と。ウンマの敵にすべてを売り渡し、高貴な聖戦士たちの心を踏みにじった反逆の輩どもによって、彼らの地で起こされたこの恥ずべき事態を自らの国から浄化せよ、と。アメリカによる堕落のもくろみを、自らの国から浄化せよ、と呼びかける。

アッラーは、人間の方で自分の状態を変えない限り、決してある民族の有様を変えたりなさらない】(雷鳴章:11節)

シェイクは、御自身のイスラムウンマの民が、不義と暴政に立ち向かうその革命の幸福をともに分かちあうことなくして世界から去ることを拒否なさった。シェイクは死の1週間前、音声メッセージを録音し、そこでは祝辞と助言と導きも与えられた。これはアッラーの思し召しでまもなく公表されれるであろう。そこには次のような詩編も含まれている。

暴政に立ち向かいたる真理を語ること、かくも誉れなり これら今世の道、また来世の道たるかな 望むなら、奴隷として死つることあり。さて、望むならば、自由のうちに死せることもあり。 我々はまた、アメリカ人がシェイクの御体(神よ、その御霊を安らかに鎮め給え)に触れること、そして彼の家族に生死のかかわることなく蹂躙を企てんとすることに警告を与える。 遺骸を家族のもとに還さなければ、さらなる悪の扉がお前たちの前に開かれることになる。そして、お前たちは自らのほかに責めるべきを持たない。

すべてのムスリム同胞よ、その権利を獲得すべく、自身の義務を果たすよう呼びかける。 すべてはアッラーに帰せられる。その最初から最後まで。犯罪者どもはその最後を自身で見届けることになるだろう。すべての称讃は万有の御主、アッラーのゆえである。預言者ムハンマドとその家族にさらなる祝福と平和のあらんことを。

アル・カーイダ聖戦機構 ― 総司令部
火曜
ヒジュラ暦1432年ジュマダー・アルウラー月29日
2011年5月3日
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【翻訳・坂本】 (声明文は基本的に英語訳を元に翻訳。特有の用語、コーランの引用、宗教的修辞表現などが多用されているため、一部、平易に意訳した箇所があります)

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